アイデア創出攻略ガイド

良いアイデアを選び出す「ハイライト法」の進め方

ブレインストーミングでたくさんのアイデアを出したら、次にやらなければならないのは「良さそうなアイデアを選び出す」ことです。

モデルケースとして「ブレイン・ライティング」でアイデア出しをした場合を考えましょう。この場合、6人で約100個のアイデアがでてきます。この100個の中から「面白いアイデア」「もっと広がる可能性があるアイデア」を選ぶには、どんな方略で進めればよいのでしょうか?

ブレインストーミング後の「アイデア収束」では、いきなり1つだけ選ぶのではなく、少しずつ絞り込んでいくのがコツです。最終的に大きなお金をかけて実行できるアイデアがたった1つだけだったとしても、100個の中から一気に1つだけ選ぶのは難しいのです。そこで、まずは20個程度に絞り込むことを目標にします。

「絞り込む」ときの基準は大まかに2種類あり、1つは「大勢に人気があるもの」です。ブレストに参加したメンバーの半数以上、たとえば6人でのブレストなら3人以上に「良い」と評価されるアイデアは有望です。

もう1つは「誰か1人のお気に入り」です。一般的にはわかりにくかったり人気がなかったりしても、誰か1人に「これは捨てがたい」と思われる、そんなアイデアの中に実はダークホースがいることが多いものです。そこで、1人1つずつ、「お気に入り」を選んで良いことにします。

ハイライト法で行う作業全体のイメージを絵にすると下の図のようになります。左端に一直線に並んでいる丸印がブレイン・ライティングで出たアイデアです。グループメンバーはそのリストを見て各自の感覚で評価し、「良い」と思ったものに星★をつけていきます。全員の評価が終わったら集計し、3つ以上の★がついたものを選びます。

「3つ」というのはグループメンバーが6人の場合です。一般的には、6人の場合で半数の3人以上が星をつけるアイデアは全体の約15%程度になる傾向があります。人数に増減がある場合、あるいは集計したら15%にならなかった場合はそれに応じて基準を調整してください。

さらに、その15%から漏れたアイデアの中で各自が1つずつ「お気に入り」を選びます。こうして「星3つ以上」と「1人のお気に入り」を合わせて約20%を選び出すことを目標にしてください。

これが、「ハイライト法」の概要イメージです。

ブレイン・ライティングで使う「ブレインライティングシート2」は、このハイライト法を実行しやすいように作られています。では、ここからはブレインライティングシート2でのハイライト法の進め方をご案内しましょう。

(以下、続く)